Nobel laureate Lecture大会第3日:7月11日 (金)15:00-16:00Aquaporin water channels: from atomic structure to clinical medicineProfessor, Peter Agre, MD;
Malaria Research Institute, Bloomberg School of Public Health, Plenary Lectures大会第1日:7月9日 (水)14:00-15:00Molecular Neurobiology of Alzheimer's DiseaseProfessor, Sangram S. Sisodia
Thomas Reynolds Sr. Family Professor of Neurosciences 18:00-19:00
A会場PL2
The Mirror Neuron Mechanism. The Picture is AttachedProfessor, Giacomo Rizzolatti
Section of Physiology,
Department of Neurosciences 大会第2日:7月10日 (木)18:00-19:00Synaptic Plasticity : The Brain's Response to ExperienceProfessor, Robert C. Malenka
Department of Psychiatry and Behavioral Sciences 大会第3日:7月11日 (金)14:00-15:00PL4 Role of the Neural Crest in Face and Brain DevelopmentProfessor, Nicole Le Douarin
Professeur Honoraire au College de France 特別講演大会第2日:7月10日 (木)14:00~15:00New Imaging Studies In NeurodegenerationRichard FrackowiakDEC, Ecole Normale Superieure, 15:00~16:00
A会場SL2
多機能性チャネルの構造と機能藤吉 好則京都大学大学院理学研究科 16:00~17:00
A会場SL3
タンパク質分解と神経変性疾患田中 啓二財団法人東京都医学研究機構 東京都臨床医学総合研究所 17:00~18:00
A会場SL4
認知記憶の大脳神経回路宮下 保司東京大学大学院医学系研究科統合生理学 受賞講演大会第1日:7月9日 (水)16:30~17:10◆ 時実賞講演両眼立体視:2つの目と2つの皮質経路でみる3D世界藤田 一郎大阪大学大学院生命機能研究科
17:15~17:55
A会場TH
◆ 塚原賞講演オートファジーによる細胞内分解の役割水島 昇東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 細胞生理学分野 Neuroscience Research/Elsevier特別企画 Workshop
|
座長: | 津本 忠治 | (Neuroscience Research 編集主幹) |
15:05-15:45 | ||
演題: | "Global trends in neuroscience publication" |
|
演者: | Paul Carton | (Senior Publisher, Elsevier) |
15:45-16:25 | ||
演題: | "Writing a Good Manuscript in English" |
|
演者: | Kathleen Rockland | (RIKEN Brain Science Institute) |
男女共同参画特別企画
Nicole Le Douarin先生を囲むセミナー (協賛:日本ロレアル株式会社)
大会第2日:7月10日 (木)
12:00~13:00Professor, Nicole Le Douarin
Professeur Honoraire au College de France
Secretaire Perpetuelle de l'Academie des Sciences
シンポジウム
大会第1日:7月9日 (水)
8:30~11:00◆ Carl Zeiss Microimaging 協賛シンポジウム
テーマ | 光科学が開く新しい分子イメージング法の新展開: 定量的機能解析から神経回路操作まで |
||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | ポストゲノム時代の分子神経生物学の大きな成果の一つは、多くの神経伝達素過程やシナプス機能調節に関わる分子動態が、定性的・定量的に解析可能となってきたことである。本シンポジウムでは、このような神経細胞・神経回路・脳全体のダイナミクスの可視化に取り組む先端研究の成果の発表を企画する。さらに光学的手法を駆使し、生きた脳における分子動態解明や特定神経核機能の人為的改変へのチャレンジについても議論する。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 日豪ジョイントシンポジウム-神経細胞の生と死- | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 神経研究における真のグローバリゼーションは、欧米追従型ではなくアジア・太平洋地域と密接な関係をもって行くことが重要です。オーストラリアは近年世界をリードする研究成果をあげており、我が国との間でも数多くの共同研究が進行しております。従来の良好な日豪関係を象徴するごとく、本シンポジウムはクイーンズランド大学神経研究所の創立者で所長のPerry Bartlett教授と、岡野栄之大会長により提案されました。演題は神経発生から病態まで多岐にわたり、文字通り日豪を代表する研究者による最先端の研究成果を発表していただく場として企画しました。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | ライブイメージングによる神経発生ダイナミクスの新展開 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 1999 年代は分子生物学の黄金時代であり、神経発生の分子機構の解明は大きく進展した。しかし神経発生は動的な現象であり、動的側面の解明が不可欠である。本シンポジウムは動的な神経発生の解明に大きな力を発揮しつつあるイメージング技術の威力の理解を広めるとともに、限界の理解をも進めるため、イメージング技術を用いて神経発生への様々なアプローチを行っている研究者が一堂に会し、最新のデータと意見の交換を行う。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | ニューロンネットワークの総合的理解:分子から高次脳機能まで | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 高次脳機能の総合的理解には分子や機能の単一レベルの理解に加え階層的理解即ち、ニューラルネットワーク(NN)挙動制御の分子機構と高次脳機能発現のNN機構という「NN中心の双方向的理解」が必要だ。本企画は複雑さの異なるNNでの、NN機能の遺伝学的解明、遺伝子ネットワークとNN、多重NNによる運動制御、メタネットワークの提唱、NN固定化機構の各研究からNNの理解を通した高次脳機能の総合的理解を目指す。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | オブジェクト ビジョン -動物からロボットまで- | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | からだの痛みからこころの痛みへ | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 扁桃体あるいは帯状回といった神経構造が、さまざまな感覚入力を通じて得られる外界もしくは内環境に関する情報に、生体にとっての価値を付加して記憶するという役割を担うことはよく知られている。このような情動による価値付加の機構を探索する上で理想的な系は「痛み」である。「痛み」は本質的に生体にとって「悪いこと」であり、その警告信号としての生物学的意義は、それに付加される「負の情動」によってもたらされる。したがって、痛みの情動の記憶機構の解明は、われわれの脳がどうやって「価値付け」された情報を神経回路に刻み込むか、という問題の理解につながる。これはすなわち、「こころ」のメカニズムに他ならない。動物実験からヒト脳の画像解析および治療まで最先端で活躍する研究者を一同に会し、痛みの脳内処理機構について論じることを通じて、情動的価値が脳に刻まれる仕組みとその生物学的意義について討論する。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 中枢神経系疾患に於ける軸索再生/変性のメカニズム | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 中枢神経疾患に於ける軸索再生/変性のメカニズムの解明は、その病態解明と有効な治療方法の開発の為には、極めて重要な課題である。近年、様々な中枢神経疾患に於ける軸索再生/変性のメカニズムが徐々に解明されつつある。本シンポジウムに於いては、それぞれの分野に於いて、最近有意義な発見をされたシンポジストを御招きして、discussionを深めたい。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 脳神経科学研究における倫理的諸問題とガバナンス | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 日本神経科学会では第28回大会より脳神経倫理関連セッションを開催しており、神経科学コミュニティにおける当該分野の紹介や総論的枠組みの確立に一定の役割を果たしてきた。しかしながら、脳神経倫理は世界的に「総論から各論」の時代に突入している。わが国の脳神経科学研究者コミュニティの最大組織である日本神経科学会においても、脳神経倫理領域では具体的にどのような問題があり、個別の課題に関して、いかなる対応が必要であるか、また、そのなかで学会全体が、あるいは神経科学の研究者一人ひとりはどのような役割を持ちうるのか、についての議論の場が必要不可欠であると考える。 本シンポジウムでは、現在の脳神経科学研究における倫理的諸問題の中から、特に下記のトピックについて話題提供をいただき、今後の脳神経倫理展開のロードマップとその実現のために研究者が果たしうる役割、そして、ヒトを対象とした脳神経科学研究に関する倫理指針の必要性についての総合討論の時間を設けて、ステークホルダーたちの意見交換の場としたい。総合討論には、科学技術政策、人文科学、社会科学、応用倫理(含生命倫理、医療倫理)、科学ジャーナリズム等からの識者、実務担当者も交えた学際的な意見交換を予定している。 |
||||||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
◆ 中外製薬(株) 協賛シンポジウム
テーマ | ウイルスベクターが切り開く新しい神経科学研究 ~可塑性、行動、疾患研究への効果的な利用法を探る |
||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 21世紀に入り、ウイルスベクターを用いた脳神経研究とその成果のヒトへの応用が飛躍的に進んでいる。新しいベクター及び細胞特異的プロモーターの開発やウイルス産生プロトコールの改良により、高い効率で部位時期特異的に遺伝子導入・発現が可能になってきた。その結果、動物の記憶異常や運動障害のレスキュー、ヒトの運動障害の治療など、個体の行動を大きく変化させることも可能となりつつある。従来、遺伝子改変動物作出でしか行えなかった研究が、新しく改良されたウイルスベクターを用いることで、短期間で効率的に行うことが可能になりつつあり、現時点でのウイルスベクターの弱点を考慮しても相補的な方法として有用性が高い。しかもウイルスベクターを用いた研究成果は、遺伝子治療として脳神経疾患の治療に直接結びつく可能性が高く、今後、神経科学領域においてますますその重要性が高まると考えられる。ところが、これまでの歴史的背景などにより、日本の神経科学者の中ではウイルスベクターの活用はまだまだ普及が十分進んでいない。そこで、ウイルスベクタ-を用いて先駆的な研究成果を上げている神経科学者を集めてシンポジウムを開催し、それぞれの研究発表を通して、① 神経科学領域におけるウイルスベクターの新たな可能性を探索、② 基礎研究成果を臨床研究へつなげる際の問題の検討、③ この分野への学生や若い研究者の参入促進、を目的とし、ウイルスベクターを用いて世界をリードする研究成果を、日本から発信できる素地を作ることを目的とする。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 言語と社会性の脳科学をめざして | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 脳機能イメージングによる言語脳科学の進展や、行動的アプローチおよび分子的アプローチによる自閉症研究のように、人間を対象とした高次脳機能研究の新展開を概観し、克服すべき課題や問題点について議論を深める。 | ||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||
シンポジスト |
|
大会第2日:7月10日 (木)
8:30~11:00テーマ | 神経ネットワーク構築における細胞移動のダイナミズム | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 外界刺激の受容とその統合、また組織やからだの運動機能の発揮にとって、神経ネットワークが正しく確立されることは必須である。中枢・末梢を問わず、体全体にはりめぐらされている神経ネットワークの構築には、神経軸索の伸長・ガイダンスに加えて、神経前駆細胞や神経細胞そのもののダイナミックな移動と、正しいポジショニングが重要である。しかしながら、軸索ガイダンスの研究に比べると、体内における神経細胞の移動制御を理解しようという研究はあまり進んでいない。その理由として、この問題を理解するためのよいモデル系が不足していたことが考えられる。そこで本シンポジウムでは、オリジナルな系を開発して、神経細胞の移動メカニズムに迫ろうとしているアクティブな研究者による講演を企画する。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
◆ 統合脳、Wiley-Blackwell 協賛シンポジウム
テーマ | 大脳皮質と線条体の局所回路と神経細胞 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 脳の神経回路構築の解析は、最も面白い分野の一つである。今回、その中でも最先端の研究者達を、英国、オーストラリア、米国から招聘し発表をお願いし、オーガナイザー2名もこれに参加する。回路を構成する要素としての神経細胞の形態の詳細、電気的なシナプス結合様式、アセチルコリンの修飾効果等に関する興味深い話を予定している。神経回路構築の分野の日本の若い研究者に大きな刺激をもたらす事をねらいとする。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 多ニューロンダイナミクスの論理と統計 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 神経回路は膨大数のニューロン素子から成り立っている。回路システムでは、不安定な素子の特性からは予測できないダイナミックかつメタ安定な集団挙動が創発される。こうしたニューロンの複雑な挙動を捉えるためには、多様な数理解析が必要となるが、多ニューロン解析に特化した統一的な解析法は確立されていない。 当シンポジウムではKenneth Harris氏を招くことで、多ニューロンの集団活動に焦点を絞り、ニューロンのマクロ挙動をどう正確に捉えるかを議論する。 |
||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 神経突起の成長を制御するシグナル伝達系 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 神経突起(軸索・樹状突起)の成長は、脳神経系の機能発現に必須である。神経突起の分化・伸長・ガイダンスは、複雑な細胞内シグナル伝達系によって制御されており、近年の研究により、細胞接着分子やガイダンス因子受容体などの膜蛋白質から細胞骨格にいたる経路が解明されつつある。本シンポジウムでは、細胞骨格や膜輸送の制御系からカルシウムイオンシグナルにいたるまで、神経突起の成長を支配する重要なメカニズムを対象として、最新の知見の紹介と議論を行う。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
◆ 大日本住友製薬(株) 協賛シンポジウム
テーマ | 霊長類脳研究の次世代への転回 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | マーモセット・タマリンなどの新世界ザルを用いた高次認知機能研究の有用性を、マカクザル・チンパンジー・ヒトの知的脳機能や社会的脳機能に注目して比較認知科学的に明らかにし、分子生物学的および分子遺伝学的技術を適用することによる霊長類実験進化学的脳研究の可能性を展望する。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
◆ クリングルファーマ(株) 協賛シンポジウム
テーマ | 神経栄養因子の新しい作用起点と疾患治療への展望 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 神経栄養因子は液性因子として細胞膜上にある受容体と結合し神経生存・神経突起伸張作用を示すことが明らかにされてきた。最近新規作用機構(リガンド依存的な細胞接着因子作用)の発見による新しい展開が注目を集めている。また新規神経栄養因子の治療研究の発展は、神経栄養因子の疾患治療の可能性を強く示唆している。本シンポジウムでは、神経栄養因子の新しい作用起点と疾患治療への発展性につき最新の知見を紹介する。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 高次運動制御と小脳 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 小脳の神経回路の可塑性や反射や歩行のような単純な運動制御に関する話題はしばしばとりあげられますが、随意運動制御を中心とする高次機能と小脳半球との関連を実験や理論レベルであつかうシンポジウムはほとんどありません。最近、高次〔運動〕機能と小脳への関心が若い世代を中心に広まっています。小脳の研究の将来への展望を開くものとして本シンポジウムを提案します。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 糖鎖による神経機能調節と疾患 | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 多細胞生物は細胞間コミュニケーションを行うために糖鎖に様々な情報を付加している。第三の生命鎖と呼ばれる糖鎖は、発生、分化、形態形成など、様々な局面で重要な役割を果たしていることが、糖鎖解析技術の進歩や糖鎖改変動物の解析により明らかになりつつある。本シンポジウムでは、最近の脳神経関連領域で明らかになった糖鎖に関連するトピックスを取り上げながら、糖鎖の神経科学分野における役割についての理解を目指す。 | ||||||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 神経機能のPET分子イメージング | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 本シンポジウムではポジトロン標識リガンドを用いたイメージングでどのようなことが計測でき、実際にどのような応用がなされているかについて、スライスを用いた測定から、遺伝子改変マウスのin vivoイメージング現状、覚醒下の霊長類を用いた高次機能に関連したイメージング、さらに神経受容体のイメージングを通した生体における脳内分子の機能解析と脳内報酬系の評価の現状を紹介し、、行動と脳内分子、局在機能と脳内分子の関係について議論する。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
大会第3日:7月11日 (金)
8:30~11:00テーマ | 中枢神経系発生を制御するシグナル伝達 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
◆ (株)島津製作所 協賛シンポジウム
テーマ | 質量分析技術の発展と神経科学への応用 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 最近の質量分析技術は、生理活性脂質や細胞代謝産物などの非タンパク性因子の解析にも威力を発揮し、さらに生物の組織構築を維持した状態でのイメージング情報も提供できるようになった。本シンポジウムは、生体機能の研究から疾患関連因子の探索にいたる諸領域での質量分析技術の発展を紹介し、神経科学分野への応用例とその将来性を考察することを主眼とする。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | AMPA受容体輸送と神経可塑性 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | AMPA受容体は興奮性シナプスにおいて中心的な役割を果たしており、近年その細胞内輸送の重要性が注目されている。本シンポジウムではAMPA受容体の細胞内輸送の分子メカニズム、神経可塑性における役割についての最新の知見を報告していくことを目的としている。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 中枢神経系におけるアクアポリンの役割 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オーガナイザー |
|
||||||||
シンポジスト | |
テーマ | ユビキチンシグナルと神経変性 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 近年、オートファジー不能マウス脳で、ユビキチン化タンパク質の凝集体が蓄積することが明らかにされた。ユビキチンシグナルは、プロテオソームでの分解に必須であり、その異常でも神経変性に陥る。それ故,神経変性の一つの要因としてタンパク質分解系の異常による、可溶性あるいは不溶性のユビキチン凝集体の形成があげられる。本シンポジウムの狙いは,ユビキチンシグナルとタンパク質分解の現状を考察することで、神経変性をどこまで追求できるかを展望することにある。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 神経回路の形成、維持と可塑性 -嗅覚系をモデルとして- | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 匂い分子受容体の発見以来、嗅覚神経回路の研究が急速に進展している。嗅覚神経細胞の個性や多様性と、領域特異的な軸索投射に関する知見、並びに、神経細胞が常時新生するという特性から、嗅覚系は神経回路の形成・維持・可塑性のメカニズムを理解する上で絶好のモデルシステムと言える。本シンポジウムでは、嗅上皮と嗅球の発達・形成に関わる分子の解析と、神経細胞の産生・移動・回路形成・情報処理に関する最新の話題を提供し、嗅覚系を通して神経回路の形成と可塑的変化のメカニズムを議論したい。 | ||||||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 多価不飽和脂肪酸とニューロン機能 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | アラキドン酸やDHAは脳に多い多価不飽和脂肪酸であり、膜成分や転写制御因子として重要である。最近では成体脳において、FABP7や GPR40を介してニューロン新生に関与するとされる。多価不飽和脂肪酸は二重結合が膜の流動性を高め受容体の存在スペースを提供するが、ニューロンにおける役割に関しては不明である。本シンポでは多価不飽和脂肪酸がニューロン機能に及ぼす影響に関して、種を越えた最新データを討論する。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
◆ ファイザー(株) 協賛シンポジウム
テーマ | 感覚器再生研究最前線 -内耳有毛細胞・神経再生- | ||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 内耳性難聴の多くは非可逆性であり、難聴患者のQOLの改善は21世紀の研究者に残された課題のひとつである。その根本的原因は末梢感覚器である蝸牛に再生能がないためとされてきたが、昨今この限界を打破する知見が集積されつつある。当シンポジウムではin vitroでの内耳由来組織幹細胞の単離と人為的分化誘導から、in vivoでの遺伝子導入、細胞移植による有毛細胞・神経節再生までの最新知見を各スピーカーに提示して頂き、translational researchの可能性を探る。 | ||||||||||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 脳機能におけるセルセンサー研究の新展開 | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 脳は神経中枢として末梢感覚の情報を処理するのみならず、自らも感覚受容器を持ち、行動や末梢器官の制御、脳自体の機能維持を実現している。その感覚受容器の詳細は長年謎のまま残されていたが、近年、その実体が次々に明らかにされ、新しい研究分野が形成されつつある。特に日本の研究者の貢献が著しい。そこで代表的トピックを選び、脳機能におけるセルセンサーの役割について概観しようとする本邦初の試みである。 | ||||||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
◆ 武田薬品工業(株) 協賛シンポジウム
テーマ | 成体脳のニューロン新生と再生医学 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 病気や外傷により傷ついた神経回路は修復されることはなく、一度失われた脳機能は二度と回復しないと考えられてきた。しかし、最新の研究から、中枢神経系である脳においても、再生能力が備わっていることがわかってきた。新たなニューロンを作り出す神経幹細胞が存在し、脳疾患に応じてニューロン新生が促進されることが見出されてきた。次世代型の神経再生医学に道を拓くべく、成体脳のニューロン新生に関する最新の研究動向を紹介する。 | ||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 動物個体における単一ニューロンイメージングの最先端: 2光子励起観察法の理論と実際 |
||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 近年、生体脳機能解明へのアプローチが重要視されるなか、2光子顕微鏡によるin vivo観察は生体脳の微細構造の観察ばかりでなく、感覚・運動機能に連動する脳回路を細胞レベルで直接観察する唯一のイメージング技術であり、欧米では技術革新とともに生体応用が急速に拡大している。日本においては、2光子励起の基礎知識および生体応用を習熟し、この技術を使いこなしている研究室は欧米に比較し少ない。そのため、この技術を取り入れることに対する抵抗がある一方、過大な期待も存在する。2007神経科学会ではin vivo 2光子観察例を中心にシンポジウムを行ったが、本年度はレーザー波長選択など、より実地的な理論を展開した上で、2光子励起法の特徴を利用した生体脳機能観察へのアプローチの利点と問題点について、実際に実験に携わっている若手研究者が討論をおこなう。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | プレシナプス機能制御の分子生理学 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 学習や記憶、情動発現などの脳の高次機能は神経シナプスにおける情報伝達によって厳密に制御されている。したがってシナプス伝達を制御するメカニズムの解明はシナプス機能の破綻である精神神経疾患や記憶障害などの発症機構を理解する上でも、極めて重要である。特にプレシナプスからの神経伝達物質放出は時間的・空間的に厳密に制御されており、シナプス伝達の要である。また、近年の質量分析法やゲノム解析の発展とあいまって、プレシナプス構成蛋白質の同定や性状解析が急速な勢いで進んでいる。そこで、本シンポジウムでは、第一線の研究者を招きプレシナプス機能制御に関する最新の知見を紹介する。そして、プレシナプス機能の分子生理学ともいうべき分野の創出につながるような議論の場を提供したい。 | ||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 自己意識 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 侵襲式ブレイン-マシン・インタフェースはどのように 基礎的・臨床的神経科学に寄与し得るか |
||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 脳と機械を直接繋ぐブレイン-マシン・インタフェース(BMI)は、様々な障害を補う医学的な実用にとっても、また脳のメカニズムを解明するためにも、きわめて有用なシステムであり、臨床応用と基礎研究を融合させる研究テーマでもある。本シンポジウムでは,BMIの中でも特に神経回路の活動を直接検出する侵襲的BMIとその関連分野の研究者を集め,神経科学的な成果を紹介すると共に,今後の実用可能性について議論する。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 統合失調症の病態解明に向けて -異分野からの多彩なアプローチ |
||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 人間の精神・自我の疾患と言える統合失調症は、神経科学の新しい発展分野からどのように見えるか。分子・シナプス・動物モデル・脳画像の専門家が、それぞれの立場からの統合失調症観を提示するのがこのシンポジウムである。こうした学際的な交流を通じて、統合失調症についての分野横断的な理解を進め、それにもとづく創薬を展望し、人間性の本質である精神・自我の神経科学を確立するための手がかりを探っていく。 | ||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 恐怖記憶の形成制御とPTSD | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 恐怖記憶の形成は、獲得・固定化・貯蔵に続いて、想起・再固定化・消去などのプロセスからなる複雑な過程を経る。近年、これらの諸過程の分子機構が明らかにされつつあり、それぞれの類似性と相違 が分子レベルで議論できるようになってきた。本シンポジウムでは、恐怖記憶の固定・再固定・消去の分子機構に関する研究の現状を紹介すると共に、これらの分子レベルの知見を基にした心的外傷後ストレス障害(PTSD)の予防・治療法の展開の可能性を議論する。国内外の第一線で活躍している研究者をお呼びする。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 視覚的意識の神経メカニズム | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 近年、主観的視知覚の脳内メカニズムを明らかにすることを目指した研究が急速に進んでいる。このような研究の推進には、主観的視知覚とその行動的指標と脳活動データとを結びつけるための統合的手法の発展が必須である。そこで本提案シンポジウムでは、さまざまな実験的手法からアプローチをしている研究者を内外から招き、最新の研究成果について発表をしていただき、今後の統合的アプローチの可能性を模索することを目的とする。 | ||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||
シンポジスト |
|
テーマ | 生物時計の分子神経機構 | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
趣旨 | 生物時計の分子神経機構の解析は、ショウジョウバエをモデルとして解明されてきた。今回はグリアで働く時計遺伝子、Period/Bmal1とは異なる新しい転写制御ループの発見、E-boxを介して新しい負の制御系、時計遺伝子と季節性、種形成における時計遺伝子の役割を取り上げる。これら最先端の生物時計研究が新しい分子機構や年周期の問題や神経ばかりかグリアにも働く事を提示できればと思っている。 | ||||||||||||||||||||
オーガナイザー |
|
||||||||||||||||||||
シンポジスト |
|
ワークショップ
大会第1日:7月9日 (水)
15:00-16:00テーマ | てんかん原性成立過程における脳機能のin vivo imaging | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
座長 |
|
||||||||||||||||
演者 |
|
テーマ | 行動とコミュニケーションの神経生物学 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
座長 |
|
||||||||||||||||
演者 |
|
テーマ | 近赤外線NIRS脳機能マッピングの基礎から臨床まで | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
座長 |
|
||||||||||||||||
演者 |
|
大会第2日:7月10日 (木)
14:00-15:00テーマ | Neural Crest | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
座長 |
|
||||||||||||||||
演者 |
|
テーマ | 神経栄養因子による突起伸展制御とその分子シグナル | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
座長 |
|
||||||||||||||||
演者 |
|
テーマ | 神経ネットワーク形成を司る新規交換因子 | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
座長 |
|
||||||||||||
演者 |
|
テーマ | 神経活動依存的な回路網形成の制御機構-プレかポストかどっちが大事 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
座長 |
|
||||||||||||||||
演者 |
|
大会第3日:7月11日 (金)
15:00-16:00テーマ | 直接性・不可逆性を特徴とする新しいシグナル伝達のメカニズム | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
座長 |
|
||||||||||||||||
演者 |
|
テーマ | 動植物におけるインシトールポリリン酸の役割 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
座長 |
|
||||||||||||||||
演者 |
|
テーマ | 視覚に導かれた眼球運動の神経機構 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
座長 |
|
||||||||||||||||
演者 |
|